こんにちは、Mr.Pinkです。
今回は、今年9月中旬にリリースされたiOS9についてです。
私は仕事側、iOSアプリの開発を行うのですが、iOS9がリリースされたことで、iOS8用に作成したアプリをiOS9に対応させる機会があり、その中で気が付いたことがありました。
それは、iOS8に比べてiOS9の動作が遅いということです。
同じアプリをiOS8と9の実機で動かし、ほぼ同時に画面遷移させてみると、iOS9がワンテンポ遅れて表示されるのです。
遅い箇所を特定するために、タップしてからの時間を処理別に計測してみるとviewWillAppearからviewDidAppearに時間がかかっていました。
viewWillAppearからviewDidAppearまでの間に処理はなかったため、OSが画面を表示する処理が遅いのではと疑いました。
ラベルやテキストフィールドをたくさん配置しただけの簡単なアプリを作成して再度比較してみたところ、やはりiOS9がワンテンポ遅れたため、OSの描画の問題だと判断しました。
実際に検証したのは初代のiPad miniだったため、もしかしたら最新のiPadでは逆の結果になるかもしれません。
iOSは年に1度リリースされるため、OSのアップグレードが普通のことになっていますが、OSのアップグレードは本来大きな変更なため、いろいろなところに影響を与える可能性が高い作業です。
開発以外でも、普段使用しているアプリがある場合は、OSをアップグレードする前にちゃんと動作するか確認すると、良いかもしれませんね。
